骨 盤

   

 ビジュアル的な骨盤の歪みや脚の長さなら即矯正されます。慢性症状が存在する場合には、より根本的なアプローチが必要となります。

 

 

骨盤に関して先天的奇形や成長的過程でのズレが存在する場合もあるため視察、触診の静的検査のみでなく、モーション・パルペーションで動的に可動域を検査し、変位のタイプを推定していきます。

骨盤変位の原因の大部分は、腹直筋 ハムストリング 大殿筋 などの筋弱化が考えられる為、腸腰筋 中殿筋 など相対する筋群を調整します。

続いて、腰椎 股関節をパルペーション、調整します。

そして再度、骨盤検査をし、変位がまだ残っていれば、最小限でアジャストします。

  骨盤変位 主なリスティング

後方下方変位前方上方変位
外転変位内転変位
後方下方外転変位後方下方内転変位
前方上方外転変位前方上方内転変位
 

  前方上方変位を含むものは、骨盤前斜 腰椎過前湾 側湾 仙腸関節障害

骨盤靭帯の過弛緩 等とも直接関連し、疼痛や違和感が表面化されやすい。

  骨盤の緩み 後方下方変位 にあるものは、骨盤帯の引き締めが必要です。

また、出産等による可動性亢進が見られる場合は、簡単に骨盤矯正を行う事は避け、筋肉のバランス 仙腸関節のしまり を十分に考察しながら、IDストレッチのような個別筋限定ストレッチ、等尺性収縮後弛緩(PIR) などを行うのが良いでしょう。