動きの解剖学と神経動力学 |
動きの解剖学 簡単に 臀部の一部に痛みがあるとします。 その痛みは、脚を動かさなければ発症せず、脚を内側に捻る(内旋)ときのみ 痛みが出るものなら、例えば内旋作用の中殿筋に着目すると、この筋肉自体 が傷んでいるのではなく、中殿筋の内旋機能の障害か或いは、内旋するための 他の協力筋の機能低下が股関節内旋をスムーズにさせず、股関節の変位を 生んでいるものなのか、筋自体傷めてるのなら、外転しても痛いはず・・・。 等いくつかの予測が見いだせます。 このように筋作用と関節可動という動きにより、より問題点を明らかにできます。
神経動力学
これは、骨格や筋を含む軟部組織の問題か、神経組織の問題かを可能な限り 明確にするため、又は神経系を保護するため重要な要素です。 ●例えば坐骨神経の検査の際も頚部にテンションをかけ屈曲させておく、とか或い は頚部は解放して行う ●神経系に過敏な問題があれば、ストレッチを最小限の必要性 ●椎間孔がオープンorクローズ状態になっていないかどうか ●神経症状の遠位化or近位化 か現れているか | ||